



2019年に動画編集を始めた私は、頭の中に完成図もアイデアも浮かばず、真っ黒な画面を前に何度も固まりました。
それでも2024年には、ずっと応援してきた月ノ美兎さんからMV制作の依頼をいただきました。
この記事は「才能が開花した成功談」ではなく、寄り道だらけの6年間を振り返り、何が次の一歩につながったのかを整理した記録です。
動画編集を始めた2019年:一度伸びても、すぐに止まった
動画編集を始めたばかりのころ、試しに作ったMADが思いがけず多くの人に見てもらえました。
ところが、その成功で次の作品が作れるようになったわけではありません。
何もない画面から構成を考えることが苦しくなり、「自分にはセンスがない」と感じて、いったん制作から離れました。
昔から模写や教科書への落書きは好きでも、何も見ずに描くことは苦手でした。
振り返ると、私はゼロから発想するより、好きなものを観察して組み替える方が得意だったのだと思います。
2020年:作りたいパロディが、勉強する理由になった
にじさんじに出会い、JK組と「Virtual to LIVE」が好きになったことで、「この組み合わせでパロディを作りたい」という具体的な目標ができました。
必要になったら「AviUtl 文字 回転 方法」のように、その場で調べる。
先に教材を全部終わらせるのではなく、作品を作りながら必要な操作だけを覚えていきました。
モチベーションは、勉強そのものではなく「これを作りたい」という完成図から生まれる。
水曜日のダウンタウンやシャニマスなど、好きな題材同士を組み合わせて小さなパロディを作るうちに、元ネタを少し変える場所や、自分の要素を入れる場所が見えるようになりました。
作品を友人に見せて反応をもらうことも、次を作るための燃料になりました。
2021〜2022年:BlenderやMMDに寄り道し、失敗の材料を増やした
Blenderに触れた初日に、球体を置いただけの勢いで「命の輝きくん」を作りました。
その後はMMDや3DCGにも挑戦しましたが、思いどおりの品質にならず、途中で止めたものもあります。
学校が忙しく、ほとんど編集できない時期もありました。
当時は失敗としか思えませんでしたが、今振り返ると「自分が苦手な工程」と「映像に使いたい機能」を知る実験になっています。






2023年:おしゃれさより、自分が作りたい面白さを選んだ
きれいでおしゃれな映像を目指して固まるより、雑でも思いついたネタを形にして投稿する方が、自分には合っていました。
CGや静止画MADにも挑戦し、投稿を重ねるうちに、bilibiliの急上昇に載った作品もありました。
その一方で、自信作が大きく滑ることもありました。
月ノ美兎さんの合作に参加したときは、映像技術だけでなく、構図・言葉・脚本まで必要だと痛感しました。
作品を見るときも「すごい」で終わらせず、色、配置、動き、言葉、音との関係に分解して考えるようになりました。
2024年:引退を考えた直後、MV制作の依頼が届いた
自分の力不足を感じ、「もう動画制作をやめよう」と考えていた時期がありました。
そんなタイミングで、月ノ美兎さんからMV制作の依頼をいただきました。
長いあいだフラフラしてきた制作経験が、思いがけない形でつながった瞬間でした。
少なくとも、自分が理想とする映像を作れるようになるまでは続けよう。
そう思い直し、今も制作と発信を続けています。
6年間で分かった、センスに頼らず続ける4つのコツ
1. 勉強より先に「作りたいもの」を決める
目的のない勉強は終わりが見えません。
まずは短くてもいいので、完成させたい映像を一つ決めます。
2. 模倣やパロディを、観察の練習にする
どこを真似し、どこを変えるかを考えると、作品の仕組みが見えてきます。
公開するときは権利や引用のルールにも配慮しましょう。
3. 小さく完成させて、人に見せる
大作を途中で抱え続けるより、短い作品を完成させて反応を見る方が、次の改善点をつかみやすくなります。
4. 比較するなら、才能ではなく要素を比べる
他人の完成品と自分の実力を丸ごと比べると折れます。
文字のタイミング、配色、構図など、一度に一要素だけを比べる方が前に進めます。
いかがでしたか?


止まっても、別のことに逃げても、また一つ作れば上達の続きから始められます。










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