【無料配布】After Effectsで追従HUDを1クリック生成|Mikonsukey HUD Loomの使い方

Mikonsukey HUD LoomでAfter Effectsの追従HUDを自動生成できることを伝えるブログサムネイル

After Effectsで、映像の明るい部分や輪郭を拾い、追従するボックス・ライン・ラベルを重ねたいと思ったことはありませんか?

今回は、その作業をできるだけ少ない操作で始められるAE用ツール「Mikonsukey HUD Loom」を無料配布します。

映像HUDだけでなく、選択したテキストや画像を線でつなぐモーショングラフィックスにも使えます。

After Effectsで生成したMikonsukey HUD Loomの追従HUD完成例
実際の映像に「ターゲット」スタイルのHUDを適用した例
この記事でできること
  • 映像からHUDを自動生成する
  • 小さな検出を除外し、表示数を絞る
  • 色・見た目・検出方法を選ぶ
  • HUDだけにコマ落ち表現をかける
  • 複数レイヤーを線でつなぐ

最初に触る場所は「HUDを作成」「設定」の2つだけです。

設定画面も最初は基本項目だけを表示します。

品質やキーフレームなどは「詳細」で開き、変更後は画面下部の「変更を反映」を押します。

映像を置いて「HUDを作成」を押すだけです。

まずは初期設定のまま試してみてください。

素材、実機追従、設定、HUDスタイルを17.6秒で確認できます
目次

Mikonsukey HUD Loomとは

Mikonsukey HUD Loomは、After Effects上で使うスクリプトパネルです。

パネルから操作すると、映像を解析するHUD用レイヤーや、レイヤー間をつなぐシェイプレイヤーを自動で組み立てます。

厳密には「調整レイヤーへ追加するだけの単体エフェクト」ではなく、使いやすいパネルと検出エンジンを組み合わせたツールです。

ただし自動検出は、アクティブなコンポジションでボタンを1回押せば専用の調整レイヤーが作られる設計です。

主な機能できること
自動検出HUD明るさ・暗さ・色・動き・輪郭などからHUDを生成
表示の整理最小サイズと表示数上限で、小さなボックスを除外
見た目枠・メッシュ・ターゲット・グリッチ・ボロノイ、5色を選択
アニメーションしきい値・最小サイズ・濃さなどをキーフレーム制御
レイヤー接続選択レイヤーの囲みとライブ接続線を生成

無料ダウンロード

現在はWindows版・After Effects 2025 / 2026向けです。

配布版は2.13.0(2026年9月5日更新)です。

インストーラー、簡易マニュアル、第三者コンポーネントの表記を同梱しています。

動作環境

Windows 10 / 11、Adobe After Effects 2025または2026。

macOSには対応していません。

AE Blob Trackerを利用するため、初回導入時は同梱の説明も確認してください。

2.13.0の変更点

  • 設定画面を基本項目と折りたたみ式の「詳細」に整理
  • スクロールしても使える反映ボタンを画面下部に追加
  • HUD FPSを基本項目へ移動し、幅変更時の再配置と表記を改善

旧版を使用中の方はAfter Effectsを終了し、更新版ZIPを展開して同梱インストーラーを実行してください。

既存ファイルはインストーラーがバックアップします。

インストール方法

1. After Effectsを閉じる

ファイルをコピーする前に、After Effectsを終了します。

2. インストーラーを実行する

ダウンロードしたZIPを展開し、「Install_Mikonsukey_HUD_Loom.cmd」を実行します。

管理者権限を求められた場合は許可してください。

3. パネルを開く

After Effectsを起動し、上部メニューの「ウィンドウ」→「Mikonsukey_HUD_Loom.jsx」を選択します。

パネルは他のAEパネルと同じようにドッキングできます。

掲載画像・動画には旧版UIが含まれるため、「基本項目+詳細」に整理した2.13.0の操作位置は本文を参照してください。

最短3ステップでHUDを作る

1. 映像をコンポジションに置く

HUDを重ねたい映像をコンポジションへ配置します。

レイヤー選択は不要です。

HUDを適用する前の映像素材
今回使用した映像の、輪郭を検出しやすいカット

2. 「HUDを作成」を押す

Mikonsukey HUD Loomの検出タブとHUDを作成ボタン
検出タブの大きなボタンを押します

専用レイヤーとエフェクトが自動で作られます。

作成後は同じボタンが「HUDを更新」に変わるため、設定を変えたあとも迷いません。

3. 必要なときだけ設定を開く

右側の設定アイコンから、検出設定を開きます。

パネル幅に合わせて操作部を再配置します。

設定画面は縦に収まらないときにスクロールでき、下部の反映ボタンは固定表示です。

設定画面はEscapeキーでも閉じられます。

Mikonsukey HUD Loomの検出設定画面
旧版の検出設定画面。2.13.0では基本項目と「詳細」に分かれ、下部に反映ボタンがあります
Mikonsukey HUD Loomの検出設定画面と適用後のAfter Effectsプレビュー
ターゲットスタイルを適用したAfter Effects画面
実際のAfter Effectsプレビュー。枠と接続線が映像に追従します

最初に覚える設定は3つだけ

設定項目はありますが、まず触るのは「しきい値」「最小サイズ」「表示数上限」だけで十分です。

設定上げるとどうなる?おすすめの使い方
しきい値検出する範囲が厳しくなる画面が反応しすぎるときに上げる
最小サイズ小さな検出ボックスが消える大きな被写体だけ残したいときに上げる
表示数上限変化ではなく上限を指定情報量を抑えたいときに数を下げる
小さいボックスを消すコツ

最小サイズを少しずつ上げるのが近道です。

そのうえで表示数上限を下げると、面積の大きな検出結果を中心に、すっきり見せられます。

小さな枠が多いときは、まず「最小サイズ」を上げるのがおすすめです。

HUDの見た目を変える

見た目はプリセットから選べます。

迷った場合は、情報量の少ない「シンプル枠」か、映像になじみやすい「輪郭メッシュ」から始めるのがおすすめです。

シンプル枠、輪郭メッシュ、ターゲット、グリッチ、透明ボロノイのHUD種類
5種類のHUDスタイルを切り替え可能
シアン、白、アンバー、紫、赤のHUDカラー選択
色はシアン・白・アンバー・紫・赤から選択

例えば人物やロゴを狙うカットには「ターゲット」、細かな光が流れる映像には「輪郭メッシュ」、デジタルノイズを強調したい場面には「グリッチ」という使い分けができます。

輪郭メッシュHUDを適用したAfter Effectsの作例
輪郭メッシュ
ターゲットHUDを適用したAfter Effectsの作例
ターゲット

映像に合わせて検出方法を変える

デフォルトは「明るさ」検出です。

変更するには設定画面の「詳細」→「検出対象」を開きます。

背景と被写体の関係に合わせて、暗部・色差・アルファ・動き・RGB・彩度・輪郭などへ切り替えられます。

Mikonsukey HUD Loomの検出対象メニュー
素材に合わせて検出対象を選択
  • 明るさ:光、白い文字、ハイライトを拾いたいとき
  • 暗さ:明るい背景の黒い被写体を拾いたいとき
  • 色差:背景と色が異なる被写体を狙いたいとき
  • 動き:移動する要素を中心に反応させたいとき
  • 輪郭:物体の境界を強調したいとき

重いときは品質を下げる

プレビューが重い場合は、設定画面の「詳細」→「品質」を「中」または「低」へ下げ、表示数上限も少なくします。

仕上げ前に「標準」以上へ戻すと調整しやすくなります。

最高、高、標準、中、低、下書きの品質メニュー
6段階の品質プリセット

HUDだけをコマ落ちさせる

設定画面の基本項目にある「HUD FPS」へ数値を入力し、下部の「変更を反映」を押します。

検出HUD側だけにPosterize Time相当の時間処理が入ります。

下にある元映像には適用されません。

数値を0にすると無効、1〜120でHUDの更新感を調整できます。

例えばHUD FPSを8〜12程度にすると、背景映像は滑らかなまま、表示だけが電子機器らしい段階的な動きになります。

HUD FPSは元映像にはかからず、HUD表示だけをコマ落ちさせられます。

設定をキーフレームで変化させる

設定画面の「詳細」→「アニメーション」で対象を選び、コンポジションの時刻を合わせて「◆ キー追加」を押します。

キーフレームを使ってHUDの設定を変化させられます。

HUD種類、しきい値、最小サイズ、表示数、濃さ、検出対象のキーフレーム項目
キーフレーム対象を1か所から選択
  • 連続的に変化:しきい値、最小サイズ、濃さ
  • 段階的に切り替え:HUD種類、表示数、検出対象

光が強くなる瞬間だけしきい値を上げる、サビで表示数を増やす、カットの途中で枠からメッシュへ切り替える、といった演出が可能です。

テキストや画像を線でつなぐ

「接続」タブでは、選択した2つ以上のレイヤーに囲みを付け、動きに追従する線を生成できます。

テキストを分解したタイポグラフィや、人物・商品・注釈を結ぶインフォグラフィックに向いています。

Mikonsukey HUD Loomのレイヤー接続タブ
2つ以上のレイヤーを選択して接続を作成

接続の見た目

星座HUD、軌道、左右信号、シンプルの接続スタイル
星座HUD・軌道・左右信号・シンプル

囲みの形

ブラケット、サークル、矩形、下線、なしの囲み図形
ブラケット・サークル・矩形・下線・なし

結線方法と配置

つなぎ方は接続設定の基本項目から選べます。

自動配置や線の細かな設定は、画面下部の「詳細」を開いて調整します。

最短で接続、近い順、選択順、先頭から、全て、線なしの結線メニュー
結線ルール
横一列、放射、左右バンク、コンステレーションの配置メニュー
自動配置

生成後に対象レイヤーを動かしても、線の端点と囲みは追従します。

3Dレイヤーはコンポジション上へ投影された位置を基準に接続されます。

おすすめの初期設定

用途HUD検出調整の目安
人物・ロゴターゲット輪郭 / 色差最小サイズを高め、表示数3〜6
夜景・発光輪郭メッシュ明るさしきい値を高め、表示数6〜12
タイポグラフィシンプル枠明るさ / 暗さ余計な文字を拾わないよう最小サイズを調整
デジタルノイズグリッチ動き / 輪郭HUD FPSを低めにする

うまく検出されないとき

何も表示されません

しきい値と最小サイズを下げ、検出対象を「明るさ」「暗さ」「輪郭」の順に試してください。

小さなボックスが多すぎます

最小サイズを上げます。

それでも多い場合は表示数上限を下げてください。

プレビューが重いです

品質を「中」または「低」にし、表示数上限を減らします。

作業時は軽い設定、最終確認時は標準以上という使い分けがおすすめです。

HUDがちらつきます

安定追跡を有効にし、輪郭の滑らかさやジッター軽減を調整します。

しきい値が境界付近の場合は少し離すと安定しやすくなります。

元映像までコマ落ちしますか?

HUD FPSはHUD用レイヤー側だけに適用されます。

下にある元映像へPosterize Timeはかかりません。

調整レイヤーへ自分でエフェクトを追加しますか?

通常は不要です。

アクティブなコンポジションで「HUDを作成」を押すと、必要な専用レイヤーと設定が自動で作られます。

利用条件とクレジット

本ツールは個人制作・動画投稿・商用映像での利用を想定しています。

再配布やサポート範囲などの詳細は、ダウンロードファイル内の利用条件とREADMEを優先してください。

検出機能にはKyle Sullivan氏のAE Blob Tracker v1.2.0を、原版のWindowsバイナリとして同梱しています。

ソースと上流の利用条件はAE Blob Tracker公式GitHubで確認できます。

サンプル映像・画像の著作権は各権利者に帰属します。

まとめ:難しいHUD作りを、最初の1クリックから

Mikonsukey HUD Loomは、複雑な設定を最初から全部見せるのではなく、まず作成し、必要な部分だけ後から調整する流れを重視しています。

  • 映像を置いてHUDを作成
  • 最小サイズで小さな検出を除外
  • 表示数上限で画面を整理
  • プリセットから見た目と色を選ぶ
  • 必要ならキーフレームや接続機能へ進む

まずは手持ちの映像に適用し、しきい値・最小サイズ・表示数の3つだけを動かしてみてください。

不具合報告・要望:X(@mikonsukey)のDM

いかがでしたか?

いかがでしたか?を伝えるパチンコ風GIFアニメーション
いかがでしたか?

この記事では、Mikonsukey HUD Loomを使って追従HUDを作る流れから、検出数・最小サイズ・HUD FPS・キーフレーム・レイヤー接続まで紹介しました。

難しそうに見えるHUD演出も、最初はボタンを1回押して、しきい値・最小サイズ・表示数の3つを動かすだけで十分楽しめます。

まずは好きな映像へHUDを重ねて、どんな見え方になるか遊んでみてください。

面白い作例ができたら、X(@mikonsukey)で見せてもらえるとうれしいです。

それでは、よい映像制作を!

Mikonsukey HUD LoomでAfter Effectsの追従HUDを自動生成できることを伝えるブログサムネイル

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

目次