Blenderでリアルな背景を超簡単に作る方法を解説!

blenderで綺麗な背景を作る方法
背景を全部モデリングしていたら、1カットだけで日が暮れる!
カメラが大きく回り込まないなら、平面画像を組み合わせる「2.5D背景」で時間を減らせます。

この記事では、夕暮れの屋上シーンを例に、手前だけ立体、遠景は平面で作る方法を解説します。

Blenderで平面素材を組み合わせた夕暮れの屋上背景
今回作る2.5D背景の完成例です。
目次

2.5D背景が向いている場面

  • カメラの移動量が小さい
  • 背景が遠く、被写界深度で少しぼける
  • 短いカットで細部を見せない
  • 空・雲・遠景ビルなど、奥行きが大きい要素

反対に、カメラが横から回り込む場面や、影が複雑に落ちる近景には向きません。

旧記事の作例をXで見ると、記事内の静止画を見比べながら進めてください。

2.5D背景を横から見たBlender画面(1)
シーン全体と横から見た構造 1
2.5D背景を横から見たBlender画面(2)
シーン全体と横から見た構造 2
結局、どこまで3Dで作ればいいの?
わんわんお
最初にカメラを固定し、床や手前だけ3D、空や遠景ビルは平面にすると迷いません。

手順1:カメラと手前の床を作る

最初にカメラ位置を決め、完成画面に映る範囲だけを作ります。

床は平面を押し出して厚みを付け、必要な範囲まで広げます。

金網やキャラクターなど、カメラに近い要素だけ立体または透過素材で配置します。

Blenderで屋上の床と手前の素材を配置する画面(1)
床と近景の作成 1
Blenderで屋上の床と手前の素材を配置する画面(2)
床と近景の作成 2
Blenderで屋上の床と手前の素材を配置する画面(3)
床と近景の作成 3
Blenderで屋上の床と手前の素材を配置する画面(4)
床と近景の作成 4

手順2:床へ写真テクスチャを貼る

旧記事ではTextures.comのコンクリート素材を使っています。

配布素材のライセンスを確認し、画像テクスチャをBase Colorへ接続します。

同じ画像を粗さやBumpへ流用する場合は、ColorRampで強弱を整えます。

Blenderで床へコンクリート写真を貼る画面(1)
床マテリアルの設定 1
Blenderで床へコンクリート写真を貼る画面(2)
床マテリアルの設定 2
Blenderで床へコンクリート写真を貼る画面(3)
床マテリアルの設定 3

手順3:遠景ビルを平面で置く

切り抜いたビル画像を平面へ貼り、カメラから遠い位置へ置いて大きさを合わせます。

画像にアルファがある場合は、Image TextureのAlphaをPrincipled BSDFのAlphaへ接続します。

2022年当時の画像では「Alpha Hashed」が使われていますが、現行Blenderではマテリアル設定の「Render Method」にDitheredやBlendedが表示される版があります。

透明部分の輪郭と重なりを確認し、使用中のBlender版に合う方式を選んでください。

Blenderで遠景ビルの透過平面を設定する画面(1)
遠景ビルと透過設定 1
Blenderで遠景ビルの透過平面を設定する画面(2)
遠景ビルと透過設定 2
Blenderで遠景ビルの透過平面を設定する画面(3)
遠景ビルと透過設定 3
Blenderで遠景ビルの透過平面を設定する画面(4)
遠景ビルと透過設定 4

手順4:雲の連番画像を置く

雲は透過PNGの連番画像として読み込み、ビルより少し奥へ配置します。

Image Textureを画像シーケンスへ設定し、フレーム数と開始フレームを合わせます。

雲とビルの平面を少し離すと、カメラ移動で弱い視差が生まれます。

Blenderで雲の透過連番を配置する画面(1)
雲の連番画像 1
Blenderで雲の透過連番を配置する画面(2)
雲の連番画像 2
Blenderで雲の透過連番を配置する画面(3)
雲の連番画像 3

手順5:夕空と太陽を作る

一番奥へ大きな平面を置き、Emissionで夕空の色を出します。

太陽はUV球または円形素材を使い、同じくEmissionで発光させます。

明るさを上げすぎると白飛びするため、レンダービューで背景との階調を確認します。

Blenderで夕空と太陽をEmissionで作る画面(1)
夕空と太陽の作成 1
Blenderで夕空と太陽をEmissionで作る画面(2)
夕空と太陽の作成 2
Blenderで夕空と太陽をEmissionで作る画面(3)
夕空と太陽の作成 3

手順6:カメラで平面感を隠す

カメラから見て平面の端が映らない大きさに調整します。

被写界深度、霧、色調整を弱く加えると、遠景どうしのなじみがよくなります。

旧画面にあるEeveeのBloomや各種チェック項目は、Blenderの版によって名称や場所が異なります。

Blenderで2.5D背景のカメラとレンダーを調整する画面
カメラから最終確認します。
平面素材を組み合わせた2.5D背景の動画例

平面だとバレるときの対処

問題対処
横移動で平面が見える素材を曲面へ沿わせるか、複数の平面へ分割する
遠景が一枚に見えるビル・雲・空を別の奥行きへ置く
輪郭が硬いアルファの縁、色、ぼけ、霧を調整する
素材が伸びるUVまたはMappingノードを調整する

まとめ

全部を3Dで作らなくても、手前だけ立体、遠景を平面にすれば短時間で奥行きのある背景を作れます。

カメラを先に決め、見える範囲だけ作るのが最大のコツです。

床の質感づくりは、写真をリアルなテクスチャにするBlender記事も参考にしてください。

現行Eeveeの透明設定はBlender公式マニュアルで確認できます。

blenderで綺麗な背景を作る方法

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

目次