斜めクリッピングを使ったお手軽な差し込む光の表現方法を解説します。
解説記事のおまけのところで解説していますが、見つけずらいという声をいただいたため、これ自体で一つの記事にしました。
アニメのMADなどに使えると思います!
作り方
まずベースとなる画像を用意します。
ここではコンクリートの画像素材に文字をオーバーレイ合成したものを使います。
ここにフレームバッファを加算合成で出します。
まぶしくなりました。
これでは差し込みすぎなので、斜めクリッピングで必要な部分だけ切り取りましょう。
幅を正の方向に動かせば細長く切り取れます。
このままではリアルではないので、「幅」を調整して光特有のボケを表現します。
口述しますが、このぼやけた部分がいい雰囲気を出してくれます。
角度、中心X,Yを調整し、光の差し込む位置や向きを調整します。
ここで注意ですが、差し込んだ光の位置を変えたい場合はフレームバッファ事態の座標を動かすのではなく、中心X,Yを動かしましょう。
差し込んだ光っぽくなりました。
でもここままじゃ微妙なので、雰囲気を浴してみましょう。
ここで伝家の宝刀「周辺ボケ光量」を使います。
困ったらこれ使っとけば何とかなります。
ここでは光の明暗を強調したいので周囲の光量を下げ、なんとなく色ずれをオンにしました。
一気に雰囲気がよくなりました。
このほかにダストの素材や背景図形を合成したり、レンズフレアを合成すればもっとよくなりますよ。(使用例参照)
使用例+α
自分用の壁紙に使ったりしました。
他にもMADのワンシーンなどで使えそうですね。
斜めクリッピングの境界線ぼかして加算合成すると、勝手にリアルな光っぽくなるのが素晴らしいです。
木目に合成すれば境界は勝手に暖かい色合いになります。
フローリングの床に本当に日が差し込んでいるみたいですね。
コンクリートなどに合成してもかなりいい感じになります。
なぜかこれだけでエモいです…
この上から色収差や周辺光量ボケなどを重ねたり、宙を舞うチリの素材を合成するとさらに雰囲気がよくなります。
これでも足りなければ、フレームバッファにレンズブラーを軽く(2くらい)かけておけば大体何とかなる気がします()
まとめ
結構簡単なうえに汎用性が高い小技な気がします。
一度作ってエイリアスで保存しておけばいつでも使えるのでおすすめですよ。
需要があればこういう小技のようなものの解説はどんどん上げていくと思います。
え?ほかの解説も見たいって?
そんな方のために、MADで使えそうな解説記事を以下にまとめておきました!(随時更新中です)
一個くらいは役に立つと思うので興味がある人はぜひ~
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