試験を解くと必ずと言っていいほど知らない単語が出てきますよね。
また、中検で知らない単語が出ると、非常に不安になりますよね。
しかし、いくら勉強してもすべての単語をカバーしきることはなかなかできないです。
実際に私も、中検2級を受験した際、わからない単語が半分以上でした。
しかし、意味を類推することで分からなかった問題を解くことができ、見事合格できました!
この記事では私の用いた意味を類推する方法を書いていきます!
この方法をマスターすれば大体の単語の意味を類推することができるようになりますよ!
類推するときの考え方
ただ類推するといっても、勘だけでやっているわけではありません。
実際に直感は重要ですが、しっかりと考え方があります。
- 成語、単語を一文字ずつみる
- その漢字の意味を考える
- 前後関係を考える
- 必要ならルーツを考える
という流れです。
こう見るとめちゃくちゃ難しそうですが、実際に類推するときはこの手順にのっとってするわけではなく、結果的にこの流れになっているわけです。
なので、この考え方は「ふーん」くらいの気持ちで覚えておいてください(笑)
漢字ごとの意味を覚える
中国語は漢字しかありませんが、この漢字一文字ずつにしっかり意味が込められています。
漢字の意味を知っていれば、単語の意味を類推するのに非常に有利になりますよ!
しかし、たまに複数意味を持つものもあるので注意が必要です。
例えば、
- 酷=かっこいい(cool)
- 无=全くない、否定の時に使う
- 豪=長さの最小単位。一番小さいことを表す。「毫无」と言われたら「1ミリも~ない」という意味になる。
- 红=人気だったり、時には怒っていることも表す。「红人」は「売れている俳優女優、もしくはえこひいきされ気に入られている人」、「很红」は「今すごく人気がある、話題の~」という意味になります。「红脸」は文字通り「怒っている意味」です。
このように、文字一文字い人もしっかり意味があります。
単語はそれの組み合わせに過ぎないため、一文字一文字の意味が分かれば、単語の意味を類推できるわけです!
さらに、文字の意味を知っていれば、使い方を応用もできますし、会話にも役立ちますよ!
成語のルーツを考える
すべての成語のルーツを知ることなんてできませんが、ある程度知ることで、予想できるようになります。
また、ルーツを予想できれば、意味も予想できますよ!
例えば「放空炮」は「見栄を張る、できもしないことを言う」という意味がありますが、これは戦の時に空砲をたくさん鳴らして勢力を大きく見せていたのではないか、というルーツを考えられますね。
「八字没一撇」は「全く予想できない」という意味で、「一撇」は漢字の八の字の一画目に書く線のことです。
八の字は2画しかないのにその一画目すら書いていないのだから、見当もつかないという意味になります。
「唱白脸」は、「悪役を演じる」などの意味がありますが、中国では白い顔をした登場人物は悪役であるということを予想できます。
また、「半瓶醋」は「生半可、知ったかぶり」という意味があり、これは技量をお酢として表しています。
生半可な人ほど口うるさくしゃべるという皮肉で、お酢の入った瓶もお酢がいっぱいにの時よりも半分しか入っていないときのほうが音が鳴ることを意味しています。
「添醋添油」は「蛇足」という意味で、料理の腕前を見せようとするあまりに余計な調味料を加えている様からつけられたと予想できますね。
その他に、「喝口冷水都塞牙」など、文字を読めばそのまま意味が分かるものも多いので、知らない成語も割とわかりますよ。
「喝口冷水都塞牙」なら、冷や水を飲んでも歯にものが挟まる、と訳せ、「非常に運が悪いこと、ついていない」を表しているとこも連想できますね。
しかし、もちろんそんな簡単に予想は当たりませんし、そもそもこんな推測はなかなかできません。
なので、たくさん練習しましょう!
たくさんの成語のルーツや意味を考えることで、この考え方に慣れることができますよ!
そうすれば、成語の意味がどんどん分かるようになりますし、覚えやすくなります!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
中検では語彙力が命となります。
ただ単語や成語を覚えるだけでなく、漢字の意味やルーツも考えてみましょう!
そうすれば覚えやすいうえに、わからない単語までも意味を類推できますよ!
知らない単語が出てきても、意味を類推できるので、ぜひ試してみてくださいね!
それでは!
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